「足るを知る」

次々と欲しいものが出てくるのって「満たされることを知らないから」かな?と思っています。

アスリートにはそのハングリー精神が命でもありますが、普段の暮らしでは「満たされることを実感する事」に満足度は大きく影響を受けますよね。

「無い物ねだり」

「無い物ねだり」という言葉、よく使われますよね。 独身の人からみれば、妻子がある生活が幸せそうに見えますが、 既婚者から見れば、お金や時間がフリーな独身生活が羨ましい! …このように、人には、自分が手にしているものを嘆いたり、自分に無い物を渇望するという性質があります。 このような性質を指して老子は、 「自分の内側に目を向けず、自分の外にばかり目を向けている」 …と表現しています。 すなわち、常に自分の外側ばかり見て“自分にないもの”を求めていると、 次から次へと欲しいものが出てきてしまう! “足る”を知るということがなく、 「もっと」「まだ足りない」と、際限なく欲してしまうのです。 足るを知ることがないということは、満たされることがないということ。 常に不満が残るので、心穏やかに生きることができなくなってしまいます。 「知足者富」 (足るを知る者は富む) 満足することを知っている者は、心豊かに生きることができるんだよ、 と、老子は説いています。

※引用・抜粋「足るを知れば豊かに生きられる

今自身にある物に感謝をする事。

無い物ねだりは自身を見つめる事が出来ていない、つまり何が手元にあっても満たされないという事。

今ある物に感謝ができると、ココロも満たされて物欲も減り、多くを抱え込まないでも生きていけるんですよね。

でもこれを他人に伝える事はとっても難しく。 「不満」という欲求の塊はなかなかほぐれてくれません。

「足る知る」というのは、そのような 「仕方なく満足する」という消極的な意味ではありません。 「これで良い」のではなく、「これが」良いと思える生き方。 今の自分自身に満足することこそが、「足るを知る」ことなのです。

諦めるという意味でもなければ、考え方ひとつでまったく物事の見え方も変わってくる。 それが「生き方」の賢さでもあると思うんです。

自分の幸せは自分が決めて行く

他人によって偶然に幸せを感じられることもありますが、自信が欲している物が満たされる幸福感はより一層強いものです。 どう受け止めるか、自身の幸せは本当に自分が考えている事なのか、価値観・考え方はとっても大事。

あなたが求めるあなたの幸せが、どれくらいあなたを満たすものなのか、必ずしもイコールではないので受け止め方はとっても大切です。